おしらせ
NEWS


「令和のきものの仕事展」第二弾 開催終了のご報告

  • 「令和のきものの仕事展」第二弾 開催終了のご報告

1.事業名

匠エキスポ2026関連企画「令和のきものの仕事展」第二弾

2.開催概要

  • 日時:2026年3月14日(土)・15日(日) 10:00〜17:00(最終日は16:00まで)

  • 会場:京都市勧業館みやこめっせ 1階 第2展示場およびホワイエ

  • 入場料:無料(事前予約不要)

  • 主催:京都市/「伝統産業の日」実行委員会/京都染織青年団体協議会

  • 共催:公益財団法人京都和装産業振興財団

  • 来場者数

    • 3月14日:2,357人

    • 3月15日:3,503人

    • 合計:5,860人

  • 協議会側参加人数

    • 3月14日:9名 / 3月15日:11名

3.事業目的

京都は「きものの町」として広く知られていますが、その背景には作り手だけでなく、問屋、小売店、仕立て、加工、着付け、和装小物や襦袢を扱う専門店など、多様な職種が関わり合う大きな産業の広がりがあります。きものは一つの工程や事業者だけで成り立つものではなく、川上から川下まで多くの仕事が連携することで、文化として支えられています。

しかしながら、こうした仕事の実態や役割が、一般の方々に十分に伝わる機会は決して多くありません。 そこで本事業では、京都染織青年団体協議会に所属する若手事業者の視点から、きものに関わる多様な仕事の構造や役割を紹介いたしました。きもの産業の奥行きや魅力を広く社会へ発信することを目的としています。 また、昨年度実施した第一弾の取り組みを踏まえ、今回は内容をさらに発展させ、きもの産業の現在と未来を考える展示として実施いたしました。

4.展示内容

本展示では、きもの制作の工程や京都における産業構造を、ご来場の皆様に分かりやすくご理解いただくため、以下の展示を行いました。

(1)一本の帯ができるまで ― 10の工程 「一本の帯ができるまで」をテーマに、図案制作から糸づくり、染色、製織、整理加工、検品、流通に至るまでの工程を整理し、10の仕事として紹介いたしました。 きものや帯は、多くの専門職による分業によって制作されています。本展示では、それぞれの工程と担い手の役割を図解とともに紹介し、制作の背景にある職人の仕事を可視化いたしました。

(2)京都ときものの地理 きもの産業を支える地域構造を紹介いたしました。 京都のきもの産業は、丹後(生地産地)、西陣(織物・帯の産地)、室町(流通の中心地)、河原町(消費と文化の接点)といった地域が、それぞれの役割を担うことで成り立っています。これらの関係性を地図と解説によって示し、京都という都市の中で産業がどのように形成されてきたかをご紹介いたしました。

(3)京都のきもの関連事業者マップ 当協議会の所属団体を中心に、協賛企業を含めた計92社の所在地をマップ上に配置いたしました。 これにより、きものに関わる多様な事業者が京都市内各所に存在していることを示し、地域に広がるネットワークの力を視覚的にご紹介いたしました。

(4)若手が感じる課題と期待 「ものづくりをめぐる3つの問い」と題し、協議会メンバーへのアンケート結果を展示いたしました。 「いま感じている課題」「業界内外の希望ある動き」「10年後のために取り組むべきこと」の三点をテーマに、現場で働く若手事業者のリアルな視点を発信いたしました。

(5)展示パネルの設置 各展示の解説のため、企業紹介パネル14枚、主催者パネル9枚の計23枚を制作・展示いたしました。

5.関連プログラム

展示に加え、業界の生の声に触れていただく機会として以下のプログラムを実施いたしました。

  • トークイベント(3月14日・15日) 協議会メンバーによる「着物と仕事」をテーマとしたトークを実施いたしました。

  • ポッドキャストの紹介 「きょうと きものと しごと」を紹介し、多様な仕事に関する声を多角的に発信いたしました。

6.成果

本展示を通じて、きもの制作の工程や産業構造を体系的に紹介したことで、来場者の皆様に「きものの仕事」を多角的に理解していただく貴重な機会となりました。 特に分業構造や事業者ネットワークを可視化した展示は、2日間で5,800名を超える来場者の皆様にとって、産業の奥行きを感じやすい内容となりました。また、若手事業者の意識を公表したことで、産業の現状だけでなく、未来への可能性についても発信することができました。

7.今後の展望

今回の取り組みを通じ、きもの産業に関わる多様な仕事を社会へ伝えていく重要性を改めて認識いたしました。 今後も京都染織青年団体協議会として、仕事の魅力や役割を広く発信し続けるとともに、次世代へとつながる取り組みを継続してまいりたいと考えております。


Copyright 2021 KYOTO SENSYOKU SEINEN GROUP COUNCIL Allrights Reserved.
(Web制作協力:株式会社メディアインパクト)