テーマ:『やりつくそう』
― はじめに ―
京都染織青年団体協議会は、各和装産業会員相互連携と和装振興を目的として昭和51年に結成され、今年で46期目を迎えます。京都の和装に関連する生産から流通、小売、加工に至る青年会によって構成されており、これまで和装という共通の基盤に立って、お互いに情報を交換しながら切磋琢磨し合い、和装振興事業などの開催を通して業界貢献と会員相互の成長を図ってまいりました。
また、京都の和装関連業種のみで成り立つ唯一の連合会として在り続ける協議会は多くの先輩諸兄
が大変なご尽力と情熱を持って発展・継承されてこられた会でもあります。
令和2年から始まった未曽有のコロナ禍も令和5年度5月にWHOから終息宣言、日本国内も2類から5類へと対応がかわり、終息したと言えます。コロナ禍において呉服業界にも大きな影響を与えました。
― 活動方針 ―
今期より加盟団体は3団体となりました。このことは私たちの活動の目的である、共通の諸問題の研究と和装振興という2点に関して団体内だけの目線ではなし得ないことが多くなったと考えます。呉服業界での生産・流通・消費者の3方向にバランスよく目を向け、活動を行うことが業界全体はもとより、各社や出向者にとっても大いに学びとなると考えております。
今期はその3方向すべてにアプローチをする、やり切ることを考え活動を行います。生産現場や社会の情勢など多くの内部・外部との接点、全体で関わる問題点の打開、新たな消費者や価値観の発見などに目を向けて活動を行います。具体的には有識者を招いての和装産業の状況を踏まえたディスカッション、昨年度も開催した初めてのお茶会企画のリバイバル、採用活動などをはじめとした業界共通問題へのイベント開催などを行います。一つずつ精査し、協賛金・補助金を踏まえて永続的にできる活動を目指します。
加盟団体以外にも多くの団体が京都和装産業には存続しています。それぞれが抱えている問題は共通の問題が多くあります。懇話と懇親会を含めたイベントを開催いたします。
和装業界として対外的なイベントは新たな消費者の想像ときものの価値観の発見のために昨年度も実施したはじめてのお茶会イベント、業界全体としての問題を打開する採用イベントを開催いたします。
3団体となり、人的リソースの問題が大きくかかわってきていますが、各団体との連携を強め活動を行っていきたいと考えております。
― 最後に ―
協議会だからこそできる活動を精一杯楽しみ行動することで、業界の発展とともに出向される団体と個人が成長することができます。
最後になりましたが、何卒皆様の絶大なるご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
京都染織青年団体協議会 第45代会長 野瀬 守弘
昭和48年暮れの石油ショックは、日本経済を大きく揺り動かし、あらゆるところで多くの混乱を引き起こしました。そして誰もが、この変化や混乱は、以前と何か根本的に違うことに気付き始めました。この変革は日本の社会や経済の構造の変化であり、以前の手法が今後通用しなくなるのではと思い始めたのでした。もちろん我々和装業界にとっても事情は同じであり、むしろ日本の社会や経済の最も伝統のある部分と密接に関係を持っているため、この変革は大きな苦痛でした。
昭和50年は、このような認識を多くの人々が持ち始めた時でした。この年、石油ショックより2年目の暮れに、この協議会を設立する動きが始まりました。和装業界は周知の通り極度に分業化されているため、一度不振に陥ると、細分化された個々でいかに努力をしても、全体の力になかなかなりえないという弱点があります。この様な社会や経済が変化していく中で、過去にも色々団結の動きがありましたが、簡単には結束し合うことが出来ませんでした。
昭和51年4月に、この様な情勢に対応するため、京都染織青年団体協議会は誕生致しました。また昭和53年8月、和装の振興と会員の相互の緊密な連携を目的に「第1回京の夏まつり」が催され現在に至っています。その他にも、協議会の目的を達成するため種々の催事が各々の年度に行われてきました。 現在この協議会は、京都の和装に関連する加工、生産から流通、小売に至るまで3つの青年会によって構成されています。和装という共通の地盤に立って、互いに情報を交換しながら、研修会・研究会・講演会等を開催しています。そして、我々自身の自己啓発を行うと共に、和装振興のため可能な具体策を模索しつつ、活発な事業活動を展開しています。
名称 | 京都染織青年団体協議会(きょうとせんしょくせいねんだんたいきょうぎかい) |
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所在地 | 〒600-8009 京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78 京都経済センター 3F 公益財団法人京都和装産業振興財団内 TEL:075-354-1178 FAX:075-354-1177 |
設立 | 1976年4月1日 |
組合の地区 | 京都府一円 |
加盟青年団体 | 京都織物卸商業組合青年部会 西陣織物産地問屋協同組合青年部会 京都呉服青年会 |
主要な事業 | 1.会員大会 2.鴨川納涼 3.和装振興事業 4.研修事業 |
令和5年度の出稿者一覧です。
会長 | 野瀬 守弘(京都織物卸商業組合青年部会) |
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副会長 | 亀井 彬(京都呉服青年会) |
事務総長・財務責任者 | 川村 翔大(西陣織物産地問屋協同組合青年部会) |
会員大会 実行責任者 | 久保 貴裕(京都織物卸商業組合青年部会) |
鴨川納涼 実行責任者 | 木村 照道(京都織物卸商業組合青年部会) |
和装振興事業 実行責任者 | 浅野 裕樹(京都呉服青年会) |
研修事業 実行委員 | 東 孝幸(西陣織物産地問屋協同組合青年部会) |
広報委員長 | 西田 遼(京都呉服青年会) |
事業委員 | 山本 健太(京都呉服青年会) |
事業委員 | 盛川 達也(京都呉服青年会) |
事業委員 | 廣田 雄己(京都呉服青年会) |
事業委員 | 矢代 真也(京都呉服青年会) |
監事 | 柴田 剛志(京都呉服青年会) |
住所 | 〒600-8009 京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町 78 京都経済センター 3F 公益財団法人京都和装産業振興財団内 ◎地下鉄烏丸線 「四条烏丸駅」徒歩1分 |
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業務時間 | 9:00 〜 17:00 |
TEL | 075-354-1178 |
FAX | 075-354-1177 |
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京都染織青年団体協議会は、個人情報を適切に保護するための個人情報保護マネジメントシステムを策定し、適切に運用するとともに、継続的に改善します。
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